白い花や卓上サイズも!意外にバリエーション豊かなヒマワリ
夏を象徴する花のひとつとして、古くから親しまれているヒマワリ。学校の理科の教科書にも登場し、スマートフォンの絵文字にも使われるほどおなじみの存在となっています。近年はヒマワリ畑が夏の観光スポットとして人気を博しています。

ヒマワリはキク科ヒマワリ属の1年草で、日本には江戸時代に中国を経由して渡来しました。牧野富太郎博士によると、名前は「日廻り」の意味で、花を太陽に見立て、それが太陽とともに「廻る」ように動くと誤認されてつけられたといいます。「誤認」とあるとおり、実際に花が回るように動くことはありません。
古くからよく栽培されるものは、太い茎が直立し、大人の背丈以上の高さになります。そして夏になると茎の先に直径30cmを超えるような大きな「頭花」をつけます。頭花は多数の小さな花が集まって、1つの大きな花のようになったものです。内側の茶色い部分は「筒状花」と呼ばれる小さな花が多数集まったもので、外側の黄色い花びらのようなものは一枚一枚が「舌状花」と呼ばれるひとつの花です。ヒマワリのイメージとして広く定着しているのもこの姿だと思います。
しかし品種改良とともに、見た目のバリエーションは豊かになり、近年は典型的なヒマワリのイメージを覆すような園芸品種も次々と登場しています。その中で比較的昔からあるのはヤエヒマワリで、これは真ん中の筒状花の部分も黄色い舌状花状になったものです。

また鉢植えで栽培できるようなコンパクトな園芸品種も増えてきました。中には草丈10cmくらいの卓上サイズのものもあります。
花色のバリエーションも豊富になり、白や赤紫色、茶色などもあります。
ヒマワリと同じ仲間(キク科ヒマワリ属)に分類される花もいろいろあります。比較的よく見かけるのが、葉が白い毛に覆われたシロタエヒマワリです。他にも葉が細長く、多数の花がピラミッド状につくヤナギヒマワリが、ゴールデンピラミッドの名で流通しています。また、現時点ではやや珍しい種ですが、盛んに枝分かれして、小さな花を多数咲かせるヒメヒマワリもあります。それから地中にできる「イモ」を食用にするキクイモも、立派なヒマワリの仲間です。

※キク科ヒマワリ属に分類されるヒマワリ以外の種類です。
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