緑地が地域のコミュニティに「小金みんなのエディブルガーデン」が始動
―松戸市と民間が連携、植物を育て、食べ、つながる居場所へ―

千葉県松戸市の北小金ハワイ通り沿いにある「行人台(ぎょうにんだい)緑地」で、花や野菜、ハーブといった「食べられる植物」を地域住民の手で育てるコミュニティ活動「小金みんなのエディブルガーデン」が本格的にスタートした。
この取り組みは、主催の松戸市みどりと花の課が進める「みどりと暮らす豊かさを実感できるまちづくり」の一環。北小金駅周辺の都市再生整備計画に基づき、緑地を単なる景観としてだけでなく、市民が主体的に関わることで地域の新たな交流拠点を生み出すことを目指している。

企画運営には、公共空間での「食べられる景観(エディブルランドスケープ)」づくりで実績を持つ、一般社団法人生活と園藝舎の「エディブルウェイプロジェクト」が協力している。同代表で農学博士でもある江口亜維子さんは、これまでも松戸市内を舞台に植物を介した人と地域の関わりの研究と実践を重ねてきた。今回はその専門的なノウハウを取り入れ、行政主導の一方通行な整備ではなく、事前に住民参加型の説明会やプラン策定ワークショップを重ねるなど、地域密着型の丁寧な土壌づくりを行ってきた。
今年5月17日には、現地で最初となる記念すべき苗植えイベントが開催された。当日は多くの地域住民が集まり、スコップを手に土に触れながら、果樹や夏野菜、ハーブなどの苗を丁寧に植え付けた。午後には松戸隆政松戸市長も現地を訪れて活動に参加。市長みずからスコップを手に取り、地域住民や子供たちと和気あいあいとした雰囲気の中で言葉を交わしながら、一緒に苗を植え込んだ。

同ガーデンでは「食べる」「香り・花」「クラフト」「遊び・学び/いきもの」の4つのテーマを掲げ、それぞれのテーマに合った植栽を行っている。今後は月に1回のお手入れ会を中心に、収穫した植物を使ったハーブティー試食会やクラフトワークショップなども順次企画される予定だ。
参加した住民からは「普段通り過ぎていた緑地が、これからは愛着のある場所に変わりそう」「近所の人と気軽に話したり活動したりする場ができて嬉しい」といった期待の声が聞かれた。
主催する松戸市みどりと花の課は「みどりに触れ、育て、味わい、分かち合う体験を通じて、小金地区に新しいつながりが生まれる場にしていきたい」と期待を寄せる。初めての人でも気軽に立ち寄れるオープンな場として、広く参加を呼びかけている。
【 活 動 情 報 】
小金みんなのエディブルガーデン お手入れ会
次回活動予定:2026年7月19日㈰10時~12時
※毎月実施
会場:北小金ハワイ通り沿い「行人台緑地」※雨天時は小金市民センター
アクセス:JR北小金駅南口より京成バス「小金原団地循環」等に乗車、「ハワイ通り」バス停下車すぐ。徒歩だと北小金駅から約12分。
問:松戸市みどりと花の課☎047・366・7378
平日8時30分〜17時

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