「サッカー×食×感謝」のイベント

ふれあい毎日

6月29日㈰、鎌ケ谷市の福太郎スタジアムで「おもてなしプロジェクト3」が開催された。『日常生活を支えてくれる家族や周囲の人々への感謝の心を育むこと、そして日々の暮らしの中で「ありがとう」を感じながら成長していくきっかけをつくる』をコンセプトにW hospitality株式会社が主催し開催。

W hospitality株式会社は、社名にある「hospitality」の言葉どおり、「おもてなしの心」を大切にし、地域に貢献していきたいという企業理念から、「おもてなしプロジェクト」が誕生。今回で3回目となる。

同社のスローガンは「今より明るい景色を」。地域のみなさんに、今より少しでも明るい景色を見ていただきたい、そして明るい笑顔をお届けしたい。その想いがこのプロジェクトに込められているという。

内容は、子どもたちの未来に向けて「サッカー×食×感謝」をテーマに、トップアスリートとのサッカー教室や、アスリート専属シェフの食育トーク、SDG’Sワークショップ、また、来場の方にアスリートシェフが手掛ける特製ランチボックスの販売、無料マッサージ体験、小さいお子さんも遊べるおもちゃの広場などのイベントブースも。

10時に開会式、30分から元日本代表でもありプロアスリートの佐藤勇人さんと試合形式で交流しながら、参加した子どもたちはスポーツの楽しさを学んだ。

「子ども時代の特別な体験は、記憶に強く残り、心に深く刻まれます。特に、トップアスリートと直接ふれ合う経験は、単なる一時的な楽しみにとどまらず、子どもたちの人生観を形づくる重要な要素」と言う意味合いがあるそう。

12時頃からプロアスリート佐藤勇人さんと、アスリート専属・坂本徹旗シェフによる食育トーク。

左:坂本徹旗シェフ 右:プロアスリート佐藤勇人さん

「健康を維持するためには、身体にとって適切な栄養を摂取することが不可欠。子どもたちの健全な成長のためにも、食の大切さを伝えていきたい」と食と子育てをテーマに、質問も受け付け進められた。

ランチ休憩をはさみながら、伝右衛門製作所(千葉県館山市)によるレザークラフトのワークショップ。

千葉県の獣害問題から生まれたワイルドアニマルレザーを使い、千葉県伝統技法「つまみ細工」とコラボしたクラフトを親子で制作。(キョン、イノシシ、鹿など野生獣の皮)

その後プロアスリート佐藤勇人さん提供のサッカー用品のプレゼント抽選会、サイン会と内容は盛りだくさんで行われた。

今後も同イベントは12月頃に、また子ども向けのマナー教室や食に関してのイベントの開催も予定している。最新情報はW hospitality株式会社ホームページで。

今回のイベント終了後、プロアスリート佐藤勇人さんが、想いを語ってくれた。

昔と比べてお休みの日にお子さんと思いっきり遊ぶ時間ってすごく少なくなってきてる。 公園が自由に使えないとか、ボール遊びができなくなっていると思うんです。 僕は今日、このイベントで子どもたちが遊ぶのを見るだけでもすごく嬉しいなって思いました。子どもたちが楽しめる時間を、いろんな大人の人たちが関わって作り上げたことっていうのはとても素晴らしいと思います。子どもたちの保護者も、今日この時間が終わったら終わりじゃなくて、この後帰ってお家の中で夜ご飯とか食べながら「 今日のイベントどうだった、ああだったよね」とか、そう言うコミュニケーションが増えるといいなと思います。

最後に「ありがとうございました!」って、 自然と言ってる子が増えましたし、 多分そういう機会ってすごく大事。スマホができたりとかAIができたりとかして便利になってきて、人と目を合わせながら「ありがとうございます」って言う機会がすごく減ってきてると思うので、こういう人と関わるイベントっていうのはすごくいいなって改めて感じました。

サッカーは特にアイコンタクトとかも必要になるから。 全国を回って、いろんなお子さんが居て、 子どもたちの本来持ってるもの、まだ出せてないものを引き出してあげたいなって思ってます。

僕も子どもたちと関わる仕事を今まではスポーツを通してだったんですけど、昨年から教育のところで子どもたちと関わることになったので、より子どもたちのリアルを、それこそデータとか含めて今は知る機会が増え、どうやって子どもたちが自分に興味を持って、自己肯定感じゃないですけど自分自身を好きでいられるかっていう、そういうのを作りたいなと思ってるんで、今日のイベントもだから何をするというわけじゃなくて、自然体で僕がそういうふうに思ってることを子どもたちに100%で伝えて、子どもたちもそれに対して何%かでも受け取って、何かのきっかけになってくればいいなと思ってます。

子どもたちは最初は全くシャイじゃなくて、本当は話しかけたいけど、ちょっと遠目から見てる子ってすごくいる。その遠目から見てる子って本当に一言二言声をかけたりとか、ちょっと目線を合わせるだけで全然変わってくるので、そういうのが今日も感じられてよかったですね。

学びのところで言いますと、 やっぱり僕がやれることってまだまだあるなという、そこがモチベーションというか、 やる気をまた一つ二つ上げさせてもらえたなと、このイベントで感じましたね。

今後もそういった活動されていく予定では、いろんなところで関わっていきたいなと思いますし、特に自分自身が千葉にいる機会が多いので、千葉県の子どもたちとかに対していろいろやりたいなと思ってます。

子どもたちと気さくにコミュニケーションする佐藤勇人さん

この記事を書いたライター

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