心静かに紅茶の香りに癒されて キッチントレーラー和紅茶専門店「Tea house of words 言葉の茶屋」
「珈琲の店は多いのに紅茶の店がないのが疑問だった」と話すのは「Tea house of words 言葉の茶屋」代表の大藤さん。白いキッチントレーラーを京成線「公津の杜駅」の前に置き、主に和紅茶を提供。本年5月に稼働開始。成田市を中心に印西市、山武市、八街市、香取市などで展開。「紅茶はリラックスして香りを楽しみ、癒しの時間になることも魅力」と話す。
キッチントレ―ラーを選んだのはいろいろな人に会いに行けることや自分の希望する地域へ移動出店出来るから。店名の「言葉の茶屋」と名前通り、「お客さんの言葉を傾聴。紅茶を提供すると同時に交わす言葉を通して、共感し寄り添うことを大切にしている」と大藤さん。
キッチントレ―ラーの前に掲示された紅茶のメニューは注文の際に参考になる。和紅茶ストレートのアイス「くらさわ」はコクのあるクリーミーな発酵感、ホット「みねかおり」は華やかで後半上品なリーフ感。
四季それぞれ固有の魅力を感じてメニューを考案。例えば、秋の「金木犀とプラム杏仁」は金木犀の甘い香りにプラムの酸味。杏仁の甘さが調和した秋のアイスティー。冬の「森の国のアップルティ」は茶葉にリンゴの香りとシナモンをブレンド、さらにシュニパーベリーを加え、森の中のリンゴをイメージした。
和紅茶の情報カードがあり、六つの地域にわけられ店頭に並ぶ。静岡県磐田市や京都府和束町の和紅茶を知ることでお茶の世界が広がる。
「佇まいが他のキッチンカーとは違うと、よく言われる。イベント会場では家族連れが立ち寄り、イベントのないところでは女性やカップルが多く利用してくれる。イメージしている理想的な出店先は森の周辺や原っぱの真ん中など、喧騒を離れた静かなところ。今後、騒がしさとは無縁の世界でゆったりとした気持ちで紅茶を飲む生活スタイルを好む人が増えてくれればうれしい」。
「Tea house of words 言葉の茶屋」インスタグラム

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