子どもにも有給休暇を

5月。大人も子どもも新年度の疲れが出てくる時期です。

◆未くん(小4)毎日ゆうびに楽しく通っていたが、連休明けに「しばらく行きたくない」と言い出した。親は動揺もしたが様子を見てしばらく休ませることにした。未くんは最初は元気がない様子でいたが、家族で出かけたりテレビを見たりしているうちに元気になってきた。折を見て散歩中に母親が「行きたくない気持ちはどんな気持ちなの?」と聞いてみた。未くんは「うーん、子どもにもいろいろあるんだよ。みんなといると楽しいけど…あんまり面白くないのに笑ってる時とかがあって、結構疲れる」と言う。

◆知さん(小2)「〇ちゃんとも△ちゃんとも遊びたいけど二人はすぐけんかになっちゃう。私は3人で遊びたいけど、あいだにはさまれて疲れちゃう…」。

子どもの人間関係も大変です。流山市では昨年度から「こどもの休暇制度」と称して小中学生に年間3日の休暇を認める制度を始めました。心身の状況に合わせて子ども自身が判断し、保護者の同意を得て利用できるそうです。「ラーケーション」という、主に平日休みの保護者に合わせて休みを取り、体験学習を推進する制度は全国にありますが、子どもが自発的に行使でき、心身のリフレッシュに適用してよいという点は全国的にも珍しく、歓迎すべき制度だと私は思います。フリースクールに来ている子どもたちでもこんなに疲れているのに、学校に毎日通っている子の疲れはいかほどかと思います。ぜひたくさんの子どもが積極的に利用できるよう、環境が整備されることを願います。欲を言えば、大人は半年フルタイム勤務すれば10日の有給休暇がもらえるので、同じくらいの日数は子どもたちにもほしいところです。

未くんは1週間ほど家で本を読んだり、テレビを見たりしてのんびり過ごしたのち、「また明日から行こうかな」と元通り元気に通い始めました。少し休むことで、自分の心と体に無理をかけることなく、長く元気に続けて行ける。大人も子どもも同じです。

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