中央学院大駅伝部寮へ薄型蓄電池を寄贈 

東葛まいにち

災害時の電力確保と環境教育を支援

ハンファジャパン株式会社(東京都港区)が主宰するSDGsパートナーシップ制度「Green Alliance(グリーンアライアンス)」は、箱根駅伝の常連校である中央学院大学の駅伝部学生寮(千葉県我孫子市久寺家)へ薄型蓄電池を寄贈した。29日午後、同寮で寄贈式典が開催され、大学や行政、参画企業などの関係者らが出席した。

グリーンアライアンスは、同社が2024年に立ち上げた「ともに持続可能な明るい未来をつくる」ことを目指すパートナーシップ制度で、第3期は全国46社が参加している。今回の取り組みは、24年12月に同寮へ実施された太陽光発電システム(発電容量16キロワット)の寄贈に続く、第2弾の継続支援となる。

新たに導入された蓄電池は、奥行きわずか150ミリメートルという圧倒的な薄型・省スペース設計が特徴。一般的な機器では離隔距離の確保が難しい寮の「共用棟の外側極小スペース」への設置を実現した。これにより、停電などの災害時でも太陽光発電と組み合わせた自家消費による電力確保が可能となり、選手たちの生活を守る防災拠点としての機能が大幅に強化された。

また、この支援は同大学が推進する環境教育の一環も兼ねている。学生たちが共同生活の中で、日々の発電・蓄電・省エネによる「電力の見える化」を肌で体験し、実践的なエネルギーマネジメントを学ぶ「生きた教材」として活用される方針だ。

蓄電池の表示は左下

29日午後2時半から行われた式典には、受贈側から学校法人中央学院の椎名市郎理事長、大村芳昭学長、中央学院大学の川崎勇二駅伝部監督、駅伝部コーチ、市川大世主将他選手らが出席。寄贈側からは同アライアンスを代表して鈴与マタイ株式会社の江元祥課長、導入を主導した地元・我孫子市の株式会社レクソル代表取締役 西河常仁氏、同アライアンス事務局代表の李泰基氏らが出席した。

さらに来賓として星野順一郎我孫子市長、一般社団法人あびこ自然エネルギーの澁谷和幸代表理事ら地域関係者も多数参列。記念銘板の授与や感謝状の贈呈、蓄電池の設置場所の案内が行われた。

蓄電池の設置場所で、説明を聞く駅伝部の生徒たち

企業と地域、教育機関が一体となって持続可能な社会課題の解決を目指す、地域連携の新たなモデルとして今後の活用が期待される。

この記事を書いたライター

今月のプレゼント