街に笑顔と音色を咲かせる狼ミュージシャン「ソルトウルフ」

東葛まいにち

地域の温かい空気と、サックスの深みのある音色。そして、一度見たら忘れられない印象的な狼の姿。野田市を拠点に、千葉県内や都内で活動するパフォーマンスアーティスト「ソルトウルフ」さんの言葉には、音楽と人々へのまっすぐな愛があふれている。

 とある星から東葛飾へと降り立ったというソルトウルフさん。直感で選んだこの街は、いまや彼にとって大切なホームグラウンドになった。15歳の頃から親しんできたサックスを手に、今の活動を始めて8年目。川越市でのイベント出演をきっかけに、本格的な活動を開始したと言う。

 「最初は試行錯誤の連続でしたが、自分の演奏でお客さんが喜んでくれる姿を見て、音楽を届ける楽しさに目覚めました」と、当時を穏やかに振り返る。

 宇宙からきたヒーローのような衣装を身にまとったソルトウルフさんのパフォーマンスは、何よりもインパクトが抜群。しかし、彼の本当の魅力はその「ギャップ」。

 「最初は『本当に吹けるの?』と疑われることもあります。でも、その予想を良い意味で裏切るのが面白いんです。見た目の楽しさはもちろん、音色や演奏のクオリティも絶対に落とさない。それが、呼んでくださった方や聴いてくれる方への誠意だと思っています」

 演奏のしやすさよりも「観客を楽しませる演出」を最優先。演奏のしやすさよりも「観客を楽しませる演出」を最優先。サックスにLEDを取り付けるなど、常に新しい工夫を凝らしている。

 「自分が一番楽しんでコンディションを高めないと、非日常のワクワク感は伝わらないから」その言葉の裏には、高いプロ意識と深いサービス精神が宿っている。

 活動の場は、都内のライブハウスから千葉県内のフェス、大手企業店舗まで多岐にわたる。野田市でのフリーライブや流山市のイベントでは、子どもから大人まで多くの人々がソルトウルフさんの周りに集まる。そして、ステージでは、予期せぬハプニングもしばしば起こる。

 配布した卵型マラカスを子どもたちがあちこちに転がしてしまったり、興奮したお子さんがマイクスタンドを倒してしまったり……。

 「ハプニングもその場限りのライブ感。子どもたちが夢中になって興奮してくれる姿を見るのは、スタッフはハラハラしていましたが、自分は楽しんでいましたね」と、優しく微笑んだ。

 地域に合わせて選曲を変えるのも彼のこだわりで、若いファミリー層が多い流山では平成のヒット曲を、野田市では昭和の歌謡曲をセレクト。

 「昨年の野田の産業祭で安全地帯の『ワインレッドの心』を演奏した時は、ぎっしりと集まった観客の皆さんから大きな歓声が上がりました」

 活動の初期は苦労の連続だったそう。
 「『まずは両親に認めてもらいたい』という一心で走り続けました。転機となったのは、初めてのライブ。両親を招待し、喜んでもらえたことが大きな節目となりました。現在も月に一度は両親との時間を大切にしています」
 これまで受け取ってきた愛をそのまま演奏に変えて、観客へと届けている。

 次第に認知が広がり、様々な場所から声をかけられるようになり活動の幅も広がった。
 「今では、音楽をやめるという選択肢は、自分の人生にありません」とソルトウルフさん。
 圧倒的なパフォーマンスと、温かい人柄。ソルトウルフさんは今日もサックスを携え、街に笑顔と鮮やかな音色を咲かせている。

ソルトウルフさんに会えるイベント
野田市産業祭 10月17日土曜日に出演!
NODA産FOODフェスタ 10月31日土曜日に出演!

ソルトウルフさんXはこちら

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