東葛からJリーグへ!「FC GRASION 東葛」が見据える未来
東葛地区からJリーグ参入、そして世界を目指す社会人サッカークラブ「FC GRASION東葛」(野田市)が激動のシーズンを突き進んでいる。
2021年のクラブ設立以来、「感謝」と「情熱」をモットーに掲げ、破竹の勢いで地域リーグを駆け上がってきた新進気鋭のクラブ。同クラブのゼネラルマネージャーである千葉県我孫子市出身の二瓶颯太氏に話を聞いた。
◆最初に2021年の発足以来のチームの歩みを振り返っていただきたいです。
「2023年シーズンからリーグ戦を連続優勝と昇格を続け、勢いそのままに2025年シーズンも千葉県1部リーグ優勝。関東リーグ昇格のプレーオフでは敗退するも、2026シーズンの天皇杯千葉県予選では、格上クラブを撃破しながら『準優勝』と千葉県代表まであと一歩のところまで快進撃を見せました」
最大の武器は、2024年に野田市に誕生した専用ホームグラウンド。最先端の設備を備えたFIFA公認サイズのフルピッチやクラブハウスを完備。社会人トップチームから子供たちまでが、理想的な環境で日々白球を追っている。
◆野田市に構えるGRASION東葛のホームの場所、今後のトップチーム、スクール展開についての感触はいかがでしょうか?
「野田市目吹にホームグラウンド『小さな森の家フィールド』を設け、プロクラブに劣らない環境でトレーニングを積みながら試合に臨んでいます。トップチームは、東葛地区ゆかりの選手が多く在籍し、地域をサッカーで盛り上げていけるよう活動しています。また、幼稚園児から小学生までを対象としたサッカースクールでは、近くに人工芝で練習ができる環境がない状況も相まって、数多くの学生が平日サッカースクールに参加しています」
激戦が続く2026シーズンの千葉県社会人サッカーリーグ1部で、チームは関東リーグ昇格に向けてしのぎを削る。一戦一戦が悲願のJリーグ参入という壮大な夢に直結する、緊迫した勝負の連続となっている。
◆GRASIONさんの主戦場となる現在のカテゴリーやリーグはどのリーグなのでしょう?
「私たちが所属する『千葉県1部リーグ』は、J1カテゴリーから数えると、上から7番目のカテゴリーに該当します。いわば、『J7』と表すと少しわかりやすいかもしれません。J1を頂上に最大で『J9』まであるピラミッド構造のリーグ編成を、1年に1段ずつ登っていけるか否かの戦いをしています。この千葉県1部リーグの上は関東2部リーグとなりますが、日本のサッカークラブのうち全体の90%超のクラブが『J7』以下のチームであり、また、10%未満のクラブが『J6』以上のチームになります。まさに現在のカテゴリーから1つ上に上がるのがとても大きく高い壁である状況です」
クラブはトップチームの強化にとどまらず、未来のJリーガーを育てる下部組織「アカデミー」の運営にも情熱を注ぐ。幼稚園児から小学6年生までを対象とした「サッカースクール」に加え、2025年度には中学生年代の「ジュニアユース」チームを発足。中央学院高校サッカー部監督の濵田寛之氏をテクニカルアドバイザーに迎え、柏レイソルや南米リーグでも活躍した元Jリーガーの澤昌克監督のもと、個性豊かな技術と自主性を重んじる指導を展開している。
◆自らクラブの送迎バスを運転してスクール生たちの送迎を買って出ているほどの熱意を見せる澤昌克監督ですが、クラブでの評判や人柄について聞かせてください。
「私たちは『自由にプレーで表現させること』をモットーに、澤監督自身も練習に混ざることもありながら、努力することの大切さを体現しているように思います。ジュニアユースに所属する選手はあまり認識がないかもしれませんが、柏レイソルさんがJリーグを制覇しクラブW杯にも出場した当時のメンバーである澤監督とサッカーができることに、保護者の方々はうらやましいと思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。人柄はとても柔和な方で、頭ごなしに選手を叱ったりする様子は見たことがありません。自分で考えて、取り組んで、失敗しても挑戦し続けることを後押しする。そんなスタイルで選手とやりとりしているのを見ています」
◆FC GRASION東葛が描く、これからのビジョンをお聞かせください。
「東葛地区からW杯を目指す選手を輩出するべく、地域の皆さんに支えていただきながら、精力的に活動している新たなサッカークラブです。私たちが目指すプロクラブになる際には、サッカーの結果以外に、試合での集客数もプロクラブライセンス付与の要件に該当します。応援いただけることが大きな力になりますし、まずは、私たちに興味を持っていただけますと嬉しく思います。ぜひ、ホームグラウンドで開催します試合に足を運んでいただけたらと思います。今はまだアマチュアでも、サッカーに熱中する選手が『感謝』と『情熱』を持って戦います。皆さんの心を動かす、そんなプレーをお届けします。FC GRASION東葛 の応援をよろしくお願いいたします」

創設1年目の同アカデミー1期生がU‐13リーグで優勝し、昇格を決定。最高峰の環境から早くも確かな成果が生まれ始めている。「東葛からW杯へ」を合言葉に地域に根ざした育成と挑戦を続けるFC GRASION東葛。夢の舞台へ着実に突き進む彼らの進撃から今後も目が離せない。
最新の試合結果やアカデミーの募集状況は、公式ウェブサイトにて公開。
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