草木の彩りと澄んだ青空、色のコラボを楽しもう

夏から秋へと季節が移ろう過程でくもりや雨の日が長く続くことがあり、これを秋雨といいます。今年はこの秋雨がまさに異常といえるレベルで、東京の連続降水日数が37日と1886年の統計開始以降最長を記録しました。また大規模な大雨災害が相次いで発生し、東葛地区でも大きな被害が出ています。一連の大雨災害で被災されたすべての皆さんにお見舞いを申し上げ、一日でも早い復旧復興をお祈り申し上げます。

その長雨も10月に入って落ち着き、ようやく青空が広がるようになってきました。そこで今回は青空をテーマにしたいと思います。

「天高く馬肥ゆる秋」という言葉のとおり、秋はすっきりと澄んだ青空が広がり、空が高く見えるものです。その空の青は、花や実、葉の色づきなど、秋の草木が奏でる彩りをより美しく際立たせてくれます。わたしはこの空と草木の色彩のコントラストが好きで、よく青空バックに写真を撮っています。

ところで、どうして空は青いのでしょうか。これには「空気」が関係しています。空気は窒素約78%、酸素約21%などの気体が混じりあってできたもので、これらは「分子」と呼ばれるものすごく小さな粒のかたちで、多数飛び交っています。

太陽から降り注ぐ光の中にはさまざまな波長のものが混じっており、そのうち目に見える波長の光を可視光線といいます。可視光線の波長のちがいは色として認識され、波長の長いほうから赤・橙・黄・緑・青・藍・紫となります。
光は空気の分子にぶつかると跳ね返り、あちこちに散らばります(光の散乱)。空気の分子は、波長の短い青系の光ほど強く散乱させます。この散乱した青系の光によって空が青く見えるのです。一方で空には空気の分子以外にもさまざまな微粒子が漂っています。

これらは、あまり波長に関係なく光を散乱させるため、微粒子の量が多ければ多いほど空は白っぽくかすんだようになります。

秋は土がまだある程度湿っているため土ぼこりが立ちにくく、また次第に日が短くなって地面も冷えていくため、対流(上下方向の空気のかき混ぜ)が起こりにくくなります。そのため空気中の微粒子が少なくなり、空が澄んで高く見えると言われています。

 

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