だれでも気軽に立ち寄れる地域の居場所『ふれあいの場きらりん』7周年セレモニー

ふれあい毎日

 特別養護老人ホーム『柏きらりの風』(柏市西原2-9-1)は、学校法人鏑木学園 にしはら幼稚園と併設の幼老複合施設。

 「保育園と老人ホームが同じ敷地内にあるっていうのは案外よくあるんですけど、施設内で行き来できるようになっている所は全国的にも珍しいんです」。そう話してくれたのは宇佐見さくら施設長。

 同施設で毎週木曜日に開催している「ふれあいの場きらりん」は、地域の誰もが参加できる場所。カフェはもちろん、囲碁、将棋、マージャン、カラオケなどがあり、月1のアロママッサージ(ハンドのみ)や、ワークショップ(かごバック作りや手芸)など盛りだくさん。その他、年3回ほど地域の出前講座として終活アドバイザーがエンディングノートの書き方などを教えてくれる。

 そんな地域の憩いの場「ふれあいの場きらりん」が7周年を迎え、7月24日に記念セレモニーが行われた。

TAYOSEIのオタ芸に盛り上がる参加者の皆さん
大瀬由生子先生の講演も

 立ち上げから関わっている西原地域支えあい推進員 二瓶陽子さんは、

 「2017年、西原地区懇談会で『互いに支え合い安心して暮らせる西原、子どもや高齢者が集える居場所づくり』について話し合いましたが、肝心の場所がなく空き家や空き店舗を探しているなかで、宇佐見施設長の『うちの施設を使って下さい』という鶴の一声があって実現したものです。この居場所が今後10年、15年と続いていくよう盛り上げていきましょう」と話した。

西原地域支えあい推進員の二瓶陽子さん

 宇佐見施設長は、「老人ホームの一角にある『ふれあいの場きらりん』は、高齢者や子育て中のパパママなど、誰でも気軽に立ち寄れる地域の交流の場です。コロナ禍で一時休業を余儀なくされましたが、再開後は『歳を取ったら、ここに入れてね。私の一番身近な施設だから』と笑顔で語る方もいるほど、地域にとって大切な場所になりました。介護施設への親しみや信頼感が広がり、福祉のイメージを前向きに変えるきっかけにもなっています。日々の何気ない会話やふれあいが、暮らしに彩りを添えています」と話す。


ふれあいの場きらりん

開催日:毎週木曜日 10時~15時

会場:特別養護老人ホーム『柏きらりの風』1階ホール(西原近隣センター向かい 柏市西原2-9-1 電話04・7154・5201)

※ボランティアスタッフも募集中です!

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