第1回定期演奏会成田ウィンドオーケストラ地域と未来を奏でる「NWOジュニアユース」

ふれあい毎日

成田市を中心に活動する成田ウィンドオーケストラ(NWO)が、12月7日(日)、成田国際文化会館大ホールで第1回定期演奏会を開催する。入場は無料。

NWOは「市民による音楽文化の向上と地域への貢献」を目指し、2024年5月に設立された市民楽団で、団員は80名。音楽監督兼団長は、内閣総理大臣賞や文部科学大臣賞受賞の実績を持つ、佐藤 博氏を迎える。「初めての演奏会で不安な部分もあるが楽しんでいただけるよう、精一杯演奏します」とアルトサックスの坂井宏樹さん。

同楽団の最大の特徴は、市内中学校から45名の生徒が参加しているジュニアユースの存在だ。これは、中学校の部活動の地域移行という社会的な課題に対応し、地域の吹奏楽活動の「受け皿」となることを目指す、先駆的な取り組みでもある。団員は指揮やコンサート運営を体験するなど、音楽を通じての人間づくりと、地域文化の担い手育成に力を入れている。今回の記念すべき初公演は、この特徴を最大限に反映した構成となっている。

第1部は団内指揮者兼パーカッションの山田充氏作曲の「未来へのとびら」で始まる。オープニングにふさわしい華やかなマーチだ。「海の男たちの歌」では様々な道具を効果音として使用し、鯨の鳴き声を意外な道具で表現している。

第2部は未来を担うNWOジュニアユースの単独ステージ。吹奏楽の名曲「さくらのうた」やテレビアニメの主題歌「最高到達点」などを演奏。

第3部では、NWOがアルフレッド・リードの「オセロ(Othello)」といった本格的な吹奏楽曲を演奏する一方、ディズニーの名作「美女と野獣」をミュージカル仕立てで披露する。趣向を凝らした演出となっていて、観客を夢の世界へと誘う。入場は無料。

練習は毎週1回(土曜または日曜)、公津の杜中学校。見学・体験希望は随時受付中だ。
▽日時:12月7日(日)開場13時/開演13時30分。
▽会場:成田国際文化会館大ホール。
▽問:narita.w.o@icloud.com (事務局 宇井さん)。

成田ウインドオーケストラInstagram

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