外国人と市民、警察が合同パトロール
共に街を守る 「大好きな街に貢献」白井市
白井市と千葉県印西警察署は昨年12月23日、北総鉄道白井駅前で「外国人合同防犯パトロール」を実施した。
この活動は、11月26日に締結した「多文化共生社会の推進に関する包括連携協定」に基づく具体的な取り組みの第1弾で、国籍を問わず全ての市民が安全に暮らせるまちづくりが目的だ。
パトロールは16時から開始され、外国人市民や印西警察署員、市職員らが合同で防犯チラシの配布を行った 。駅利用者へ積極的に声をかけ、地域全体の防犯意識向上を呼びかけた 。
参加した白井市在住18年になる外国人市民は、「白井に住んでいるので、街のために貢献したい」と参加の理由を語った。白井の住環境についても「自然豊かで静か。ゆとりがある。この良い環境がずっと続いてほしい」と話し、長年暮らす街への深い愛着をにじませた。
今回の取り組みの背景には、成田空港の第3滑走路整備に伴い、周辺地域で外国人居住者がさらに増加するとの予測がある。白井市と印西警察署は、市役所内に県内初となる「市庁舎警察分庁舎」を設置するなど、日頃から全国的にも先進的な協力体制を築いてきた。今回の合同パトロールは、外国人を「支えられる側」としてだけでなく、共に街の安全を担う「パートナー」として迎える象徴的な活動となった。
市と警察はこのパトロールを定例化するとともに、防犯チラシの多言語化などの環境整備も整えていく方針。また、社会的な議論の中で懸念される外国人排斥的な動きに対し、市は「排斥は地域の安全や共生に逆効果である」との認識を示している。今後は成田、富里などの近隣自治体との事例共有を通じ、住民誰もが安全で安心に暮らせるまちづくりを目指し、共生社会の実現に向けたポジティブな情報発信を強化していく予定だ。

▽問☏047・401・7245(直通)。白井市役所企画政策課。
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