先生ってどんな人?
新年度も始まって2か月余り。学校では子どもたちと担任の先生との関係も少しずつ深まってくる時期でしょうか。今回は「先生の人となり」についてのお話しです。
◆茂くん(小4)「平先生になって、やっと先生がどんな人かわかるようになった。今までの先生は優しいけど、目が笑ってないような、本当はどう思ってるのかなーと思うときあった。平先生はサッカー好きで夜中の試合見て夜更かしになっちゃうときもあるんだって。あと、俺と一緒で給食のキュウリも苦手だって。」
◆志さん(小2)の母親「うちの子は不安が強い子だから、なるべく先生とコミュニケーションとって相談しあう仲になりたいんだけど、なんだか丁寧すぎて、そつがなくてAIみたい。ふつうの、人と人の関係が作りたいんだけど…」。
「先生の人となり」が分かりにくいと言うのは子どもからも保護者からも特にここ数年、多く出るようになった話題です。たとえば不登校生に「なんで学校に来ないんだ!」と言う先生がいたらもちろん困りますが、その先生の気持ち、意見は見えます。
しかし、最近ではその先生自身がどのような考えなのか、気持ちなのかを知るという事は極めて難しくなりました。保護者の要求、要望の高まりに伴い、学校はなるべくクレームを出さぬべく、どの教師も均質化した対応をするようにしているように感じます。また、忙しすぎる業務により、ちょっとした子どもとの無駄話や保護者との雑談のような機会が減っているのもあるでしょう。
そうして、先生は感情や気持ちを表現することがどんどん難しくなり、子どもたちは先生が見えにくいまま、学校生活を送っています。
もちろんありのままをさらけだす必要はないし、教育的観点から取捨選択は必要ですが、教師である前に人として、好きなことは何か、苦手なことは。どんな子どもだったのか…先生から聞いてみたいと思う子どもや保護者は少なくないはずです。子どもは、やはり自ら心を開いている大人にしか心を開きません。先生も子どもも安心して自分の個性や感情を表現できる教室であってほしいと願います。
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