修学旅行は行きたい時に
先月、ゆうびで修学旅行に行ってきました。不登校生にも現地に足を運んで学ぶ、修学旅行の機会をと昨年から始め、今年2年目です。今年は平和学習のため、広島を訪れました。
学校の修学旅行と違う点は一律に〇年生になったら全員行くというわけではなく、年代もバラバラな中から「このテーマはこの子が今、学べるのではないか」と思われる子に声をかけ、希望した子が行くところです。透くん(17)「僕は小学校もほとんど行っていないから、戦争のこと学びたいと思って参加を決めた」。滝くん(20)「戦争のことは学校でちらっと勉強したかなという程度。テレビで平和式典を見た時、いつかは行かないと、思っていた」。
事前学習は3回行い、戦争や核について勉強しました。確かに基礎的な知識が少ない子も多く、伝え方には工夫がいりましたが、皆、熱心に聞いていました。
現地ではやはり生の体験から得るものがたくさんありました。映像で見るより何倍も原爆の悲惨さを訴えかけてくる被爆建物や慰霊碑。写真を撮る子、メモを取る子、静かに手を合わせる子。平和記念公園をガイドさんとめぐるツアーでは、終了後もガイドさんと仲良くなって話し込んでいる姿がありました。帰りの新幹線でもくたくたに疲れているだろうに、お互いが見聞きした情報をやりとりしている子達もいました。
本来、学校に行っている、行っていないにかかわらず学びたいという思いは誰もが持っている。学年などで区切ることは出来ず、その子のタイミングがある。テストや受験のための勉強ではなく、「学びたいから学ぶ」というときの子どもたちの力は凄まじい。それを改めて感じた修学旅行でした。今回の彼らの学びは、単に知識を増やしたというだけでなく、社会のことが自分の生活と地続きになり、やがて生きる力に変わるでしょう。
今、メンバーは報告会の為に作業中です。保護者や他の学園生たちに向け、自分たちが学び、感じたことを発表します。滝くんの提案で報告会は8月5日にしました。報告会に来た人に、翌朝、広島の平和式典のテレビを関心を持って見てもらえるかもしれないからということです。
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