大人になる前に知ってほしいこと

 ゆうびでは、ここ数年、性教育に力を入れています。社会―他者の中で生きていくうえで、大事な『自分と他者の心と体を尊ぶこと』。たのしく幸せな人生を歩むための必須科目であると私たちは捉えています。今回は小学六年生から中学三年生を対象に、助産師さんを講師にお招きし行いました。ちょうど思春期と呼ばれる世代です。このような講座に出るハードルはなかなか高かったでしょうが、参加してほしい旨を丁寧に伝え、十人弱の子達が集まってくれました。

 子どもたちがなるべくリラックスして話を聞けるようにテーブルにはお菓子とジュース。助産師さんの提案で皆でジュースで乾杯し、和やかなムードで会は始まりました。内容は思春期の体の変化、男女の体の仕組み、ケアの仕方、妊娠についてなど。

実物を用いての生理用品の紹介もありました。一口にナプキンと言っても種類がたくさんあること、正しい付け方、処理の仕方、生理痛や不快症状などについて…。初めて耳にした子も多かったと思いますが、男女問わず皆よく聞いている姿がありました。生理のことを女の子だけでなく、男の子も同じように知っておくということはとても大事です。将来、女性のパートナーができた時や、そうでなくても学校、職場などさまざまな場面で生理中の女性を理解することができ、円滑な人間関係の一助になるでしょう。

今までタブーのように扱われていたことも、若いうちから当たり前のように淡々と学んでいったら、彼らが大人になったときはもっと女性も男性も生きやすい世の中になっているかもしれません。そのための種を助産師さんは蒔いていってくれました。

 学校に行っていない子にとって性教育は家庭で独自に行わない限り、受ける機会はほぼないと思います。彼らにとって身近なインターネット上には専門の機関が出している動画などもありますが、それ以上に誤った情報を出しているサイトも沢山あるため、まず情報の取り方を学ばなければなりません。学校に行っている子にもその機会は十分とは言えないでしょう。子どもたちが正しく性について学べる機会がもっと増えればと思います。

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