第64回千葉県高等学校新人体育大会陸上競技大会 男子3000mSC優勝 妹尾海俐さんインタビュー

スポーツ 陸上

2025年9月26日(金)~28日(日)、第64回千葉県高等学校新人体育大会陸上競技大会が千葉県総合スポーツセンター陸上競技場にて開催された。

男子3000mSCは、市立松戸高校2年 妹尾海俐さん(松戸市立古ヶ崎中学校出身)が優勝した。

市立松戸高校2年 妹尾海俐(せお かいり)さん

妹尾さんにレース内容と今後について話を聞いた。

最初から私が先頭で引っ張り1000mは3分5秒、次の1000mは3分7秒、最後の1000mは3分3秒で9分15秒になるので、それを切って昨年の優勝タイム(9分15秒51)を上回ることを狙っていた。

最初は思ったよりも速く入り、途中で八千代松陰高校の横濱慶選手が前に出たのは想定外だったが、彼も優勝を狙っていると感じた。私も負ける気はなく、そこで離れると気持ちで負けてしまうので、慌てず落ち着いて対応して、ラストで勝ちきることを頭に入れていた。残り1000mで単独走になり、力試しで押し切ってみた。自分自身を信じてこれまで積んできた練習の成果を出せた結果、目標タイムを切れてよかった。自分でも言い表せないくらい会心のレースで満足している。

持ちタイム1番手で臨むことに重圧はあった。蓑和廣太朗先生やいろんな方々からの期待があり、1位になれなかったり、きつくなって下がってしまうのではないかとマイナスに考える日もあった。レース前は想定外の雨や緊張などで気持ちが揺れていた部分はあったが、ウォーミングアップ中に中学時代の顧問の先生と会話できたことで体が軽くなり、「これは行ける」とプラス思考でレースに臨めたのが大きかった。

来年は全国高校総体に出場し、入賞を目指す。現時点で佐久長聖の赤坂直人選手が8分57秒53の1番手で私とはタイム差はあるが、同学年でそのタイムを出せるということは、私も努力次第で追い付けると思っている。その前に関東新人戦で必ず優勝して結果を残し、全国高校総体に向けて自信をつけたい。

駅伝はチームの底上げができていて、メンバー争いが激しくなっている。長距離区間を任され、チームを関東大会に導く走りをしたい。

男子3000mSC決勝1組の動画

(動画=no1231y)

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