第71回全日本中学校通信陸上競技大会千葉県大会 共通男子3000m結果

陸上 スポーツ

 2025年7月6日(土)7日(日)、第71回全日本中学校通信陸上競技大会千葉県大会が、千葉県総合スポーツセンター陸上競技場にて開催された。

 共通男子3000mは、初日の予選1組で我孫子市立湖北台中学校3年 髙田暖選手(8分55秒00)、予選2組で柏市立田中中学校(以下田中中)3年 前崎直翔選手(8分51秒72)が全国大会進出を決めた。

 2日目の決勝は、2000mまで田中中3年 前崎直翔選手が先頭で通過し、残り800mで流山市立常盤松中学校(以下常盤松中)3年 池三津遼選手が飛び出した。残り400mで柏市立大津ケ丘中学校(以下大津ケ丘中)2年 佐野蓮選手が先頭に立ち、最後は再び池三津遼選手が前に出て8分49秒81で優勝した。

男子3000m決勝 優勝は常盤松中3年 池三津遼さん

 2位は大津ケ丘中2年 佐野蓮選手(8分50秒62)、3位は松戸市立第六中学校3年 渡邉大志選手(8分51秒37)、5位は野田市立第一中学校(以下野田一中)3年 倉持壮選手、6位は野田一中2年 佐藤琉翔選手で、新たに5名(計7名)が全国大会に進出を決めた。

 優勝した常盤松中3年 池三津遼さん、全国大会進出を決めた5位 野田一中3年 倉持壮さん、6位 野田一中2年 佐藤琉翔さんに話を聞いた。

 

優勝 常盤松中3年 池三津 遼(いけみつ りょう)さん(8分49秒81)

池三津 遼さん(常盤松中3年)

 暑さはあったが昨年も3000m予選を経験しており、それに比べたら涼しかった。この1年で水分やスポーツドリンクの補給方法等を勉強して暑さ対策をして今大会に挑んだ。予選で全国標準(8分55秒50)を切るつもりで全力を出し切った。0.23秒届かず悔しかったが、決勝は気持ちを切り替えて、常盤松中の2連覇(前年は上杉創亮さん【現八千代松陰高校】が優勝)と、全国標準を切ることを目標にしていた。

 1000mを2分57秒で田中中の前崎直翔選手が通過した時点で余裕があり、全国標準を切れることは確定したと思った。2000mまでは余裕を持って行くことを考えた。スピードがある選手が多く、ラスト勝負に持ち込みたくなかったため、残り800mで出て1回、後続を振り切り最後にもう1回スパートをした。関東大会は今日のように勝ちきりたい。全国大会は昨年、先輩の上杉さんが決勝に進出して10番だったので、私も決勝に残って入賞を目指す。

 

5位 野田一中3年 倉持 壮(くらもち そう)さん(8分54秒15

倉持 壮さん(野田一中3年)

 予選のタイム(9分12秒01)は正直、落ち込んだ。県総体でも全国標準を切れるチャンスはあるが、「決勝で絶対に全国を決める。やるしかない」という気持ちで挑んだ。暑さは感じたが、日中に長い距離を走る等、対策はしていた。2000mまで前崎選手が引っ張ってくれて理想的な展開になった。残り50mくらいでギリギリ全国標準を切れるかどうかのラインとわかり、そこからは死に物狂いで走り切った。全国大会はしっかりと自己記録を更新できるように頑張る。

 

6位 野田一中2年 佐藤 琉翔(さとう りゅうせい)さん(8分54秒63

佐藤 琉翔さん野田一中2年)

 今大会まで上り調子で迎えることができた。前日に自己記録を更新し、そこから4秒上げるのは簡単なことではないと思ったが、気合いでどうにかして全国標準を切りたかった。2000mまで前崎選手が引っ張ってくれて波に乗れた。日々の練習、自宅での体感トレーニング、自主練習などを積み重ねて、1年前からの自分からは想像がつかないくらい力が付いている。全国大会は今日以上の記録を出せるように全力を出し切りたい。


共通男子3000決勝の動画

(取材=さとる)(動画=no1231y)

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