
富里発!命と地域への感謝を込めた季節限定「スイカバーガー」 ハワイアンカフェ「バンビカファウン」

販売店 編集部おすすめの店 富里市
夏の味覚、スイカを使った独創的な料理を考案した女性が富里にいると聞き、現地を訪れた。
ハワイアンカフェ「バンビカファウン」の店主、長谷川みち子さんが生み出した「スイカバーガー」。「富里の宝である真っ赤に熟したスイカの豊かな風味を丸ごと味わってほしい」との思いと、長谷川さん自身の特別な体験が重なり、このバーガーは誕生した。

長谷川さんは以前乳がんを患い、術後の抗がん剤の副作用で何も食べられなかった時期があった。その時、唯一口にできたのが富里のスイカだったという。命を救ってくれたスイカへの感謝と恩返しも込められている。
スイカバーガーでは、トマトの代わりにスイカを使用。しかし、スイカはそのまま挟むには水分が多すぎるため、独自の製法で12時間かけ丁寧に水分を抜き、スイカ本来の甘みと食感を最大限に引き出すことに成功。スイカの厚さにも細やかなこだわりがあるという。
具材は肉厚のパテ、チーズ、レタス、そして主役のスイカ。さらに、具材のアクセントとなるニンジンとダイスカットされたスイカのマリネが加わり、オリジナルソースとドレッシングがうまみを一層引き立てている。バンズは地元のパン店と連携し、幾度もの試作を重ねて塩加減や柔らかさを調整した。スイカとニンジンは、ともに富里が誇る特産品だ。
大きな口を開けて元気に頬張れば、夏の富里の恵みが口いっぱいに広がる。パテのうまみ、スイカの甘さ、ニンジンの食感、何より長谷川さんの地域と命への温かい愛情が感じられる。
毎年、販売開始を心待ちにする人も多いスイカバーガーは夏季限定販売。今年は8月9日まで販売予定だが富里スイカがなくなり次第終了となるため、ぜひ早めに味わってほしい。
駐車場は建物裏にある。11時〜15時(L.O.14時)木金土曜営業(7月3日臨時休業)。
▽問☏0476・37・7689(富里市七栄482−88「バンビカファウン」)。
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