
第24回縄文コンテンポラリー展inふなばし

『祈り』縄文時代の造形と現代のアートとの共鳴 船橋市
船橋市海神の飛ノ台史跡公園博物館で「第24回縄文コンテンポラリー展inふなばし」が開催さている。「縄文文化」の理解を目的に、アーティストや研究者たちが「縄文文化」から受けたインスピレーションを平面、立体、映像、パフォーマンスなどで表現した展示。
今回のテーマは『祈り』。縄文時代の人々は粘土で自然物など祭具や調度品を作り、そこに様々な工夫や装飾を施した。発掘により地中から見つけ出されたそれらの品々からは、今も彼らの願いや望みが感じられる。
狩りの道具や土器、衣類や装飾品などはもちろん、祭事に使用されたと思われる品々からは、彼らの祈りが縄文と称される造形や文様として封じ込められている。このような祈りのための造形は、心が心のために必要とした行為であり、そのような行為は今、アートと呼ばれている。

縄文の遺物を手作業が残した心から心へのメッセージとして捉え、今回の展示では今を生きるアーティストの視点から縄文時代の造形と現代のアートの共鳴を試みた展示となっている。
会期中開催のワークショップは、縄文の文化や遺物に関連した誰にでも気軽に楽しめる造形体験の場だ。「勾玉作り」は参加費350円で、8月5、6、7、8日、250円で28、29日。「織り機でコースター」は参加費200円で8月13、14、15日。当日受付先着順で参加出来る。その他にも土偶や土器作り、土器復元など、事前申し込みの必要なワークショップもあるので、HPを訪ねて欲しい。
▽会期:開催中~今月31日(日)まで。9時~17時(入館は16時30分まで。最終日は15時まで)。月曜休館(8月11日は開館、8月12日休館)。
▽入場料:一般110円、小~高校生50円(常設展示の見学も可)。
▽アクセス:東武アーバンパークライン「新船橋駅」から徒歩約8分、東葉高速線「東海神駅」から徒歩約12分、京成本線「海神駅」から徒歩約15分。駐車場有り(6台)。▽問☏047・495・1325。船橋市海神4‐27‐2。

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