船橋初、親子に寄り添う共育の場 「ルーチェ」子育てに安心の灯 船橋市
※写真:専門職の頼れるスタッフ
今年1月、船橋市内に待望の児童家庭支援センター「ルーチェ」が開設された。小児科(船橋青い空こどもクリニック)や病児保育・児童発達支援などを手がける医療法人社団「一歩会」が開設したこの施設は、医療と福祉が手を取り合う全国でも珍しいモデルとして歩みを始めた。
背景にあるのは、現代特有の「育児の孤立」だ。共働き世帯が増え、祖父母も現役で働く中、身近に頼れる人がおらず、夫婦だけで不安を抱え込む世帯は少なくない。
同センターは、こうした「どこに相談していいか分からない」という家庭の切実な声に応え、共に育ち合う「共育の場」として設立された。
相談の現場を支えるのは、公認心理師や社会福祉士といった専門職たちだ。あるベテラン心理職は、長年の経験から一つのこたえに辿り着いたという。「大人が無理に治そうとしなくても、安心できる空間さえあれば、子どもは自ら育っていく力を持っている」 。この想いが、センター全体の穏やかな空気を作っている。
相談は無料で、土日曜も開所している。平日に仕事を持つ保護者も、小児科を受診するような感覚で気軽に足を運べるのが強みだ。発達の悩みや不登校、あるいは「ちょっと育児に疲れた」といった些細な不安でも、ここでは否定されることなく、丸ごと受け止めてもらえる。
施設名のルーチェは、イタリア語で「光」を意味する。一歩踏み出すのは勇気がいるかもしれないが、ここには共に歩んでくれる「伴走者」がいる。孤立しがちな家庭の足元をそっと照らしてくれる、地域の大切な拠点となりそうだ。
▽問☏047・770・1233。船橋青い空こどもクリニック児童家庭支援センター「ルーチェ」。
メール:luce@aoisora.care
HP:https://aoisora.care/luce/
(※訪問相談は電話・メールで要予約)。
この記事を書いたライター
