
村竹ラシッド選手が地元でトークショー 「松戸ファンフェスタin松戸まつり」

10月4日、松戸ゆかりのアスリートやアーティストと市民との交流イベント「松戸ファンフェスタ」が、松戸まつりで開催されました。
東京2025世界陸上で、男子110mハードル5位入賞に輝いた松戸出身の村竹ラシッド選手(日本航空株式会社所属)が登場すると大きな歓声と「おかえり~!」の声が。
朝からの雨も止み、会場の松戸駅西口千葉銀行前は多くの人で埋めつくされました。

松戸市の松戸隆政市長より花束と世界陸上の際に松戸一中で行われたパブリックビューイングで集まった応援メッセージカードが贈呈され、松戸出身のお笑い芸人トミドコロさんのMCでトークショー開始。
会場での様子をお伝えします。
母校 松戸一中でのパブリックビューイングについて
すごく嬉しかった。パブリックビューイングを知ったのも試合前日だった。まさか母校で開催してくれるとは思っていなかったので本当に嬉しく思っている。
世界陸上を振り返って
結果としてはすごく不本意だったが、終わってみればすごく楽しめたと感じている。たくさんの方に応援に来て頂いて一選手として嬉しかったし、これからも頑張りたいなと思える大会だった。
5位入賞後、悔し涙があったが
パリオリンピックが終わってから1年間メダルの為に練習してきたのに叶わず涙してしまったが、もう気持ちは前を向いているし、まだまだ陸上をやるつもり。これからの長いキャリアの中でメダルを取れたらと思っている。
超満員の国立競技場でレースした感想は
普段、陸上の試合で国立があんなに満員になることはなかった。3階席まで埋まっていて驚いた。チケットも連日売り切れで、陸上がまさかこんなに盛り上がるなんて思ってもいなかったのですごく嬉しかった。

陸上を始めたのはいつ?
松戸市立相模台小学校で小5から始めた。担任の先生に誘われて当時はしぶしぶ入部したが、入ってみたら楽しかった。
松戸国際高校時代の思い出
国際教養科のカリキュラムに興味があったのと家から通いやすいので松戸国際に決めた。入学当初は高校で陸上をやるつもりはなかった。中学での練習がめちゃくちゃきつくて嫌になってしまって(笑)。当時の陸上部先輩から熱心に誘ってもらい陸上を続けることになったが、中学と高校でハードルの高さがかなりかわるのでそこへの対応が最初は大変だった。
ハードル走の魅力は?
ダイナミックな競技だし、選手によって飛ぶときのフォームが違っているのも魅力。語りだしたらキリがないです(笑)

好きな食べ物は?
あまり外食をしないけどお寿司は好き。ネタはサーモン、はまち、つぶ貝が特に好き。ラーメンは松戸だと「まるき」が好き。
体脂肪は何パーセント?
大会前は6、7パーセント。レースが終わっても一桁をキープしている。日々の食事制限はそんなに厳しくなく、暴飲暴食はしないようにしているぐらいで割と好きなものを食べている。
来場者にメッセージ
集まっていただきありがとうございました。雨もあまり降らずによかったし、会場に見知った顔が何人かいてちょっと安心しました(笑) 2年後の世界陸上、3年後のロスオリンピックに向けてまた頑張っていくので応援よろしくお願いします。

トークショー後の取材では東葛駅伝にも触れ、「自分が中学の時も応援しに行った。活気のある大会だし、東葛地区の選手がその後活躍している話もよく聞いている。母校の松戸一中が優勝してくれたら嬉しいので陰ながら応援したい」と話してくれました。

村竹ラシッド選手プロフィール(2025年9月現在)
松戸市出身(松戸市立相模台小学校、松戸市立第一中学校、千葉県立松戸国際高校、順天堂大学卒、日本航空株式会社所属)
◆主な実績(陸上男子110mハードル)
・パリ2024オリンピック 5位入賞 陸上男子110mハードルで日本人初の決勝進出
・2025年アジア陸上競技選手権大会 金メダル
・Athlete Night Games in FUKUI 2025 日本人初の12秒台である12秒92で日本新記録樹立
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