旅スケッチ(佐倉市)「京成志津駅周辺」 ピンク色の雲が地上に舞い降りて来た

河津桜が咲いていると聞き、佐倉市の西志津スポーツ等多目的広場に行ってきた。

京成志津駅下車徒歩で15分ぐらいだろうか。途中「第17回西志津河津桜まつり」のポスターを発見。3月初旬の土日曜に開催されたようだ。地図もついているので場所を確認。広い道路に出て、スーパーの角を左折と記憶。高く伸びている街路樹が気持ちよい。クスノキか。

広場に到着して驚いた。正方形の広場の周辺に河津桜が満開だ。犬を連れた人々が散歩に訪れている。ピンク色の雲が地上に舞い降りてきたような光景だ。花の中に入り、下から見上げる桜に呆然と立ちすくむ。

広場を一周して駐車場前の「朝の健康ラジオ体操会場」と書かれた掲示板に近づく。「2003年7月20日ラジオ体操開始以来、参加者の累計が2024年12月31日(金)100万人突破を達成しました」と記されていた。さすが長寿国だ。 


 この周辺に美味しいパン屋があると聞いていたが、今日は定休日で残念!駅へ戻る途中に「それいゆ ブラッスリー西欧食堂」の小さな看板が目に入った。開店は夕方からだ。次回、志津へ来た時にとする。

 駅へ戻る道を歩きながら横道へ入ってみた。デザインのよい建物を発見。「tetchan’s book store  
本」という看板を見ながら扉を開けて中へ。珈琲を注文して足を休めた。新刊や古本のセレクトショップ&カフェだ。

ヴィジュアルブック、アートブック、仕掛けえほん、洋書、インテリア関係の本が多い。店主によれば2024年11月オープン、かつては医院だったそう。アート作品が壁に展示、販売されている。天井の吹き抜けから光が射し込み、ゆっくりと本と向き合うにはちょうどいい空間だ。

私は『視覚の裏側展』という図録を購入。「1991年5月29日―9月15日ワタリウム」という半券が中に入っていた。かつての持ち主の足跡が時空を超えて、私の手元に届いた。

 外に出て、駅の北側へ向かうために小さな踏切の前に出た。踏切は好きな場所。ここで人々はちょっと歩を止める。電車が来る気配があると、小さな子どもは決まって身を乗り出す。

 踏切を渡ると7軒ほどの店が肩を並べていた。次回はこの辺を探検してみるか。最近、私の見ているインスタグラムに飛び込んできた「オーリムキャンドル」がこの近くにあるはずだ。すぐに成田街道沿いに見つけた。

入口のポストに自作のミニ新聞があったので手に取ると「手作りのキャンドルや雑貨を取り扱っている。ワークショップも開催・・・」などの説明があり、最後に「ただ火をみにくる」というくだりも面白い。2025年10月に開店。代表の佐久間美由花さんはこの店が完成するまでをインスタグラムに投稿している。自分の好きなもので囲まれた理想の空間なのだろう。

◆今回の散歩データ:4㌔、約3時間。
【たっちゃん】千葉県在住。ワインを愛し、テーマに沿って、アートとレコードを楽しむ会を主催する。古書探索と街歩き、料理作りが日課。

この記事を書いたライター

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