「柏レイソルはたくさんの人々と共にあること」
ここで柏レイソルとホームタウンによるコラボレーションを2つ。
現在、J1リーグをたくましく駆け上がる柏レイソルだが、ピッチを離れたホームタウンでもたくましくおだやかに活動を展開中だ。
まずは、「レイソル米、発売決定」についてだ。
このお米は今年5月柏市内で実施された柏レイソルと株式会社染谷農業のコラボレーションがスタートとなっている。柏レイソルアカデミーのUー10チームとUー11チームの精鋭たちによる「田植え体験」事業から生まれた商品となっている。
この「レイソル米」はこの5月に、20人を超える小さな柏の戦士たちが泥だらけになって植えた苗から生まれているのだ。その苗を支えたのは三協フロンテア柏スタジアムで刈られたピッチの芝生。この芝を堆肥化して再利用することで、柏市内にある自然の流れを壊さずに無駄を減らし、昨今の困難な気象条件にも負けずに力強く育った「循環型農業」生まれのコシヒカリだ。
9月下旬には、「稲刈り体験」事業を実施。再び小さな柏の戦士たちが集結。彼らは鎌を手に8俵分の稲刈りに精を出した。その作業の最中には、「お米ができるまで」を習い、学び、彼らがその手で収穫し、種籾から取り出した生まれて初めて見た玄米を直接食すなどの「食育」体験も済ませていた。

今回収穫された「レイソル米」は、その一部を商品化して10月3日のルヴァン杯・ガンバ大阪戦で販売。そして、柏レイソルトップチームおよびアカデミーの選手・スタッフに提供される食事を彩ることになるという。ぜひ、「日立台の芝生から生まれたお米」、環境負荷の低減と食育、地域連携を実現した、柏レイソルならではのサステナビリティの結晶ををご賞味あれ。

10月1日には仲間隼斗と弓場堅真が我孫子市立並木小学校へひとっ走り。
柏レイソルが3年前から展開している「クラブインフォシート(下敷き)」と柏レイソル選手会作成の「黄色のサッカーボール」を寄贈した。
こちらは柏レイソル伝統の学校訪問としてお馴染みの「レイソルしま専科」スタイル。


生徒のみなさんとのコミュニケーションタイムでは「選手として大事にしていることは?」との質問が投げ掛けられ、その問いに対して仲間はこう話していた。
「自分が一番大切にしていることは『成長を続けること』。それを意識しなければ、自分たち選手は上手くもなれないし、みなさんに感動してもらえるプレーもできなくなってしまう。だから、成長を続けることを大事にして、毎日の練習を続けています」
続いての質問は「ゴールを決めた瞬間の気分」について。先のACLE・全北戦でアジア初ゴールを決めたばかりの弓場はあの瞬間の感慨をこう表現していた。
「たくさんの人たちがその試合を観戦していて、その人たちが喜んでくれている声が一斉に聞こえてきて、みなさんの声援が自分へ向けて飛んできた時に全身に鳥肌が立って、自分の体の内側からすごいパワーが溢れ出てきました」

その後ボールを使いながら、じっくりと生徒のみなさんと交流をはかって会は終了。薄っすらと汗をにじませた両選手はこんな思いを残していきました。
「プロの場所というのは特別な場所で、輝いている場所だとは思いますけど、そこに行くためには、日々の鍛錬がすごく大切だと思うので、まずはでもサッカーだったり、他のスポーツでもいいので、精一杯楽しんで欲しいですね」(仲間)
「今日の自分たちの学校訪問が、みなさんのこれからの人生の中での自慢話の一つになるように、自分たち柏レイソルの選手たちもがんばっていかなくてはいけないですね」(弓場)
帰り際には帰りの会へ向かう生徒たちの行列と再会。大声援の中、並木小学校をあとにした。
普段のリーグ戦と違って、何かの順位が付くものでは無いが、手を変え、品を変え、たくましくおだやかに活動を展開する様子は微笑ましくもあり、また、心強くもある。ホームタウンの方々からの支えというのはいつだってクラブのエネルギーとなる。
その発信源が田畑や体育館、それこそ、三協フロンテア柏スタジアムでも。「柏レイソルは常にたくさんの人々と共にあること」を改めて知った取材となった。

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