侵略的外来種 ナガエツルノゲイトウにご注意を

先日、天気の良い日に花見川のほとりに車を止めて、しばらく水面を眺めていました。ふと、岸から広がる緑がここ最近増えている気がして、帰ってから調べてみると「ナガエツルノゲイトウ」という植物だとわかりました。

一見どこにでもある水草に見えますが、実は環境省が指定する特定外来生物だったのです。厄介なのは、ちぎれた茎の断片からでも根を張り、水路や農地へどんどん広がっていくところ。取水や排水にまで影響が及ぶこともあり、自然環境はもちろん、農業や防災、私たちの日々の暮らしにも関わってくる問題です。八千代市内でも、新川や桑納川などで発生が確認されています。過去には排水機場の運転に支障が出たこともありました。

特定外来生物については、千葉県全体で対策が進められており、現在も持続的に対策している課題の1つです。2015年度からは、NPO法人国際ボランティア学生協会(IVUSA)を中心に、自治体や大学、研究機関が力を合わせて駆除活動を続けてきました。桑納川でも関係機関による活動が行われています。長年、現場でこつこつと作業を重ねてくださった皆さんには、本当に頭が下がる思いです。

ただ、厄介なのはここからで、この植物は一度取り除いたら終わり、というわけにはいきません。小さな茎の断片からまた根を出し、水の流れに乗って再び広がってしまうことがあるからです。もし見かけたときは、自己判断で刈ったり流したりしないでください。写真を撮り、場所を記録して、市の担当窓口へ相談していただけると助かります。善意でやった草刈りが、かえって拡散の原因になってしまうこともあるからです。

何気なく眺めていた川辺の変化がきっかけで、地域の環境や農業、防災について改めて考えることになりました。行政だけに任せきりにするのでも、地域だけで背負い込むのでもなく、それぞれが出来ることを少しずつ持ち寄って、一緒に守っていけたらと思っています。

(八千代市議 飛知和真理子)

この記事を書いたライター

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