ロープレスキュー「GRIMP CHIBA」

ふれあい毎日

7月 八千代市内の廃校で訓練 八千代市

つい先ごろの令和8年千葉豪雨、令和8年熊本地震、令和6年能登半島地震などと、私たちは立て続けに甚大な災害に見舞われた。いざというときに人の命を救うのは、その場の判断力と、市民と関係者が、日頃どれだけの訓練を積み重ねてきたかに掛かってくる。

 建物の高所や急な斜面、足場の悪い場所。消防車や救急車が近づけない環境でも、助けを待つ人のところへ辿り着かなければならない場面など、状況を想定してロープを使った救助技術を磨いている人たちが、千葉県にはいる。現役消防士を中心とした「GRIMP CHIBA」のメンバーだ。彼らは国際大会にも挑戦、2024年の「GRIMP Taiwan」で8位、翌2025年には4位という好成績を収めている。

「GRIMP CHIBA」は7月24日、八千代市内の廃校で、校舎を使ってロープレスキューの訓練を実施した。実物の建物だからこそ実感出来る高さや狭さ、足場などの違いは、訓練施設では再現しきれない。救助はチームワークだ。仲間の動きを見て、声をかけ合い、ロープ一本、器具一つにまで気を配る。積み重ねの先にあるのは、「誰かを無事に家族のもとへ帰す」という、強い思いだ。

「助ける側は、助けを求める人を選べない。だからこそ、いざという時に『知識や技術がなかったから救えなかった』と言わないために、休日でも訓練と勉強を続けている。大切な人を託す家族の立場を考えることが、原動力です」と誠実な口調で話すGRIMP CHIBAのメンバー。今回の千葉豪雨を経験したからこそ、備えることの重要性を強く感じる。

この記事を書いたライター

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